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昔の子供より悪い大人

現在すっかりオーディオは廃れてしまって、昔の子供より不勉強な大人が多い。
こういうことを言うと怒られる方もいるでしょう。今はなきヤフーのブログなら炎上モノかも知れません。
そういった方に向けて書いているのではありませんから悪しからず。
マルチアンプ駆動でスピーカーの特性の良い部分だけを使う理由について書きます。
あるスピーカーの特性図を借ります。悪いとかではなく特性の見方です。
公称8Ωと言われるスピーカーです。8Ωに赤線を引きました。周波数が変わるとインピーダンスが大きく変わります。言って見れば最も低いインピーダンスが8Ωなことがわかります。100Hzでは32Ωです。
周波数特性もf0(エフゼロ)から20KHzです。エフゼロは空色の線で80Hz弱です。高音域は角度でこんなに暴れたり低下します。
一応これはフルレンジのスピーカーです。メーカー特性がこの図なのに、箱に入れて簡易な測定器を持った大人はフラットなどと言い張ります。70年代の子供は、きちんと理解していました。3dB下がると半分です。この乱高下は、フラットには程遠い。
では本題です。マルチアンプ駆動では、特性の良い部分だけを使うのです。この図だと300Hz~3KHzくらいが特性が良いです。スコーカーに使えます。ホーンドライバーなど音圧の高いものと組み合わせてもチャンデバで調整して出来るだけ同じレベルにもって行けます。そうすると総合的に特性の良いスピーカーシステムになると言う訳です。つなぎ目のクロスオーバーもスピーカー内蔵のネットワークと違いつなぎ合わせを良好に出来るのがチャンネルデバイダーなのです。この辺はGICフィルターのチャンデバでスピーカーの特性の良い(美味しい)ところだけ使用している方は実感としてお解りいただけると思います。
SP特性

コメント

知らない人はお勉強すべし

こんばんは(^_-)-☆

分かり易い説明です。腰据えてマルチアンプに取り組もうかな!(^^)!

この、特性図からは、他にもいろいろ言えますよね。
スピーカーとの相対角度で、高域が落ちるとか。これも、難しい問題で、内振りすれば良いってもんじゃー無いからね~。

それと、インピーダンスの変化。
これは、下は8Ωで止まっていますが、ネットワーク型のマルチウエイなんかだと、もっと複雑になる。場合によっては、4Ω以下になるスピーカーもありますから、パワーアンプも駆動力がないといけません。
とかね(笑)

Re: 昔の子供より悪い大人

しんのすけさん
ご理解いただきありがとうございます。
だからユニットは、沢山必要なんです。
ウーハーもスコーカーもツィーターも同じ口径にならないのはこのためです。

そうf0がね

こんばんは(^_-)-☆

そうですね、f0の問題ですね。
特にウーハーのf0は重要ですね。低域は振動数が少ないですから、小径のウーハーだと厳しい訳ですよねぇ。
フラフラにして、ストロークで稼いでも、小径だから空気を動かす量に限界がありますからね。
それに、フラフラだと、締まらないんですよ。

だから、やっぱりウーハーは大きくないとですね(笑)

Re: そうf0がね

> こんばんは(^_-)-☆
>
> そうですね、f0の問題ですね。
> 特にウーハーのf0は重要ですね。低域は振動数が少ないですから、小径のウーハーだと厳しい訳ですよねぇ。
こんにちは!
低域が上手く再生できないと悩んでいる人の多くはエフゼロをあまりわかっていません。低域でのインピーダンスが極端に高くなるとアンプのパワーが足りませんね。

> だから、やっぱりウーハーは大きくないとですね(笑)
大きいことはいい事だ! 昔のCM

No title

エールチョコレート50円同様
大きい方が良いようです。
昔 故高島誠さんの超低音のステレオ術の本が在りました。その時はまだ中学生でしたので、社会人になって
自宅を建ててから、フロア型にしました。本の事は本当の話で、重低音は家の基礎みたいな物に感じました。演奏前のホールの空調ダクトの音まで聞こえて
来て驚いた次第。(ウレタンのフラフラエッジの小型機では無理だと悟りました)

Re: 昔の子供より悪い大人

ひらひらさん
ウイットに富んだコメントありがとうございます。
超低域の再生出来ないスピーカーで、アンプの比較して300万に勝った3万なんてやってます。
超低域の再生出来ないスピーカーに超低域再生能力のあるアンプで押したら分かるはずなんですが、昔からの人は分かるはずなのに、安いものを多くに売りたいがためのことです。まぁ300万は極端ですけど!

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