楽しい自作オーディオと注文製作

JBLの昔のツィターは、基本的にホーンの違いだけだと思っている。


異論は、個人の、感想なのでどうでも良い。数十個今まで、入手しているがホーン部分の違いで、073.074.075.077となっている。私の仲間内で集めた075系を含めたら百は優に超えてしまう。それで出た結論が、音色の個体差がある。音圧に差がある。要するに経年劣化なのだ。その原因がダイヤフラムであり、接続ネジの腐食であり、磁力のバラツキや、劣化なのだ。音質を求めるものに鳴れば良いはあり得ない。結局安いものには訳がある。
ホーン部分を真鍮にしたもの。これは2405に075サイズ真鍮ホーンを付けたもの。今のパソコン周辺機器メーカーのメルコバッファローがオーディオショップ時代にやったもの。当時の職人さんが削って作ったものだろう。サイズも忠実に再現されている。昨今の砲弾部分を丸棒から削って作った物とは違う。当時は砲金に金メッキや、ロジウムメッキ物まであった。友人は、現物から忠実にサイズを測定してCAD図面を起こして、NC加工に出した。そしてアルミ、ステンレス、真鍮、銅まで実験のためにお金を使った。
比較とはこういうレベルなのだ。これに対して16Ωはもっと音が良いとか余計なことを言うのは、老害に他ならない。（老害年齢の私が言うのもおかしいがその辺は目をつむっていただく）


2405は077と同等だがクサビ状の中心部が077は透明なアクリル、2405はアルミ製。但し2405にも黒い塗装のアクリル製も存在した。見た目では全くわからない。（笑）


総じて、音の良い075系に巡り合うのは困難な時代になってしまった。愛用者が亡くなって、家族が売りに出した時ぐらいしか良い個体は無い。もはや聴き比べて良い個体を探そうなんて夢になった。