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コイルの製作

パワーアンプの出力のコイルを作りました。このウレタン被覆は、紙やすりで削ってもなかなか剥がれません。ネットワークコイル自作したことのある人だとわかると思います。
必要な長さに線をカット


被覆剥離剤を剥離する高さまで瓶に移します。


浸けてから1分位空気にさらします。皮膜が浮き上がるのでウエスなどで拭き取ります。きれいに剥離したらアルコールで拭き取ります。


フラックスを付けて、無鉛のハンダポットにつけます。


棒に巻きつけます。きれいに予備半田されたコイルが出来上がりました。


この約1μHのコイルは、パワーアンプの高域の、安定度を上げるために抵抗と並列にして使います。安定度とは、どのような負荷がつながれても、発振しないことです。ネットワーク回路のあるスピーカーだと容量性負荷が大きくなるので必要なものです。音質調整用だと思っている人もいるようです。スピーカーコードの長さや種類が変わっても安定に動作させるために直列に入れるコイルです。コンデンサーの高い周波数でインピーダンスが小さくなるのをコイルの高い周波数でインピーダンスが大きくなる性質を利用します。短い配線の場合であり、フルレンジ1発だとか、マルチアンプでスピーカーしかつながない場合で、高域時定数が適切に取られている場合に省略する場合もありますが、どのようなスピーカー、コードが接続されるか分からない場合は、やはり必要な回路部品です。

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コメント

剥離剤

こんにちは!

強力っぽい剥離剤ですね。MEKとかアセトン系かな。劇物ハンコが必要な感じがします。
なるほど、瓶に入れて浸けると同じ長さで剥離できるんですね。
発振防止用なのですね。良く付け替えて音がよくなると言っている人がいます。

Re: コイルの製作

しんのすけさん
こんにちは

これは、昭和の時代から変わらない作りかたですね。量産しても、現在では、需要がないでしょう。作るしかありません。帰宅したら、必要な理由は追記します。

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