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パワーアンプに適切な電流が必要な理由

ネット特にオーディオ系ユーチューバーにより、こんなに嘘情報が拡散していてはもう取り返しがつきません。
70年代に、もうわかりきっていたことを違う理由にこじつけて、拡散しまくっています。
コメント欄を見ると相当の人が信じ切っています。
嘆かわしいを通り越しています。電気的なことまでウソで語られる現代です。

パワーアンプに必要な電流を説明します。入力は変えずに負荷だけ変えると電流が変わります。要するに同じ速度で坂道でもぐいぐい登れるかということです。そのためには電流を多く流して登るという理屈です。

設計時に必要な計算
I2乗R=P
I電流 R抵抗(スピーカーインピーダンス=P(出力)

電流2A スピーカー8Ω だと(2X2)X8=32W
電流2A スピーカー4Ω だと(2X2)X4=16W
負荷が重ければ(小さい)より多くの電流が必要です。(同じ電流だとパワーは半分です)


実験で説明します。(実験は終段だけの電流を見ている訳ではないのと他の要因も含むためきっちりは出ません)
8Ω負荷接続




8Ω負荷時の電流0.25A




8Ω時の電圧 4V/ 2W





4Ω負荷接続




4Ω負荷時の電流 0.44A 負荷を重くすると電流が増えます。これが駆動能力です。




4Ω負荷時の電圧 3.9V/3.8W



スピーカーのインピーダンスは8Ω一定ではないのです。昔のシスコンなんかのパワーアンプの接続端子に6~8Ωなどと書かれているのは、電源が余裕が無いことを表しています。

高価なアンプの電源部が大型(大電流供給可能なのと出力回路がパラレルなのは低負荷に対応できるからなのです。)
同じスピーカーなのにどうして電流を流さず駆動できるのでしょうか?これを覚えておいてください。
周波数で変わるスピーカーのインピーダンスを無かったことにしていませんか?



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コメント

No title

意図的に都合の良い所だけ切り取り事実を捻じ曲げるのは学者、マスコミ、政治家でも珍しくないし
彼らにとっては数式で現すことが出来る事だろうと関係ないみたいです

屁理屈が上手な人は自分以外はバカだと思ってますから他人の意見は聞きませんし謝罪もしませんね

Re: パワーアンプに適切な電流が必要な理由

MFさん
こんにちは

揚げ足取られるから、直接、関わらないほうが良いですね。
世の中みんな揚げ足取りです。

動的だから

こんにちは!

おっしゃる通りです。
尚且つ、音楽信号は動的で、ゼロから立ち上がる必要がありますからね。動いていない物を加速するには、かなりのエネルギーが必要ですね。
その上でも、電源は余裕が無いとまずいと思います。

Re: 動的だから

しんのすけさん
こんにちは

最近は安価なデジアンのでっち上げが多すぎます。
口径が小さいから気にならないのでしょう。
今どき、昔の大口径スピーカーは時代遅れと連中は言うことでしょう。

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