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電源コンセント

電源コンセントの許容電流。電源コンセントの質問が来たので記事を書きます。
1つのコンセントから取れる電流は15A
下の写真のように並んでいても合計15Aまでしか使用してはならないということです。
電気工事屋さんがキチンんと工事してくれているので使う方は何の心配も要りません。左の幅の広い方は接地側で工事してくれています。


屋内配線はφ1.6かφ2.0で配線されています。コンセントがこの仕様だからです。(それ以外はそのまま使えません)




ここで許容電流は15Aなんですが、家の中の配線は、屋内配電盤(ブレーカー)から何メーターあるか、それはかべ(神)のみぞ知るなんですね普通は15A流しても大丈夫な長さですからそれも心配いりません。20A流れればブレーカーで遮断されますので安全上の心配も要らないから安心して使えている訳です。
ところがオーディオとなるとコンセント材質や電線ばかり気になるようです。
ここで電圧降下のお話をいたします。
電圧降下は下表の式で求められます。通常かべの中の電線はφ1.6ですから断面積では2㎟となります。
ブレーカーからコンセントまで10mだった場合φ1.6で10A流すと1.78V電圧が下る計算になります。もしφ2.0で配線してあれば1.13Vの電圧降下になるわけです。下表は電線は断面積ですから直径の場合は換算します。
AC.png
拙宅の場合A級アンプで常に電流が流れている状態で消費電流は4.5Aくらいです。
これをφ1.6で10mの場合で4.5Aだったとして電圧降下を計算します。約0.5Vの電圧降下です。
オーディオ機器の場合壁コンセントで差し込む数が足りませんから必ずテーブルタップを使っていますが普通テーブルタップは2.0㎟の電線で15A、1.25㎟の電線で10Aまでですからかべから延長してもオーディオには十分使える訳です。
もし本気で電圧降下を考えるならオーディオルームに分電盤を設置しブレーカーからコンセント一つずつ付けなくてなりません。




これだけ動作させても450Wの消費電力です。実際は架台収納の関係でここまでは5.5㎟の電線で配線してあります。これは設計時10Aで1.0V以内の電圧降下として設計したからです。



オーディオ機器では意外に実消費電流が少ないので、電圧降下は少ないことがお分かりいただけたと思います。
一番目の写真の淵のプレート交換して音質が良くなったという人には何を言っても通じないことでしょう。

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コメント

勉強できた

こんにちは!

なるほど、「屋内配線はφ1.6かφ2.0で配線されています。」ですね。電気工事屋さんを信用しない訳ではありませんが、ちょっと確認してみたいです。特に突入電流が大きい時の降下具合とか。
電力メーターからの配線太さとかも。
洗濯機回ると、風呂の電灯がちかちかします(笑) 普通かな(=^・^=)

Re: 勉強できた

しんのすけさん
確認するのは良いことです。テスターで片方のリードを手に持ってもう片方をコンセントに差せばよいのですが
これも万人にお奨めしてはなりません。
万が一テスターの切替間違いや電流測定に差し込んで、感電したら大変です。

やってみましたと得意になってはなりません。
昔は、触って感電しない方が接地側なんて言った人もいました。正しいですけど、危険です。

洗濯機はモーターの正回転、反転繰り返すタイプだと回転時のラッシュカーレントで、蛍光灯電圧が
低下して起きますね。インバータータイプならスロースタートスローダウンするので軽減されているはずです。

どうも(^^)/

こんにちは!

洗濯機はソレです。25年前のパナソニック。風呂の電灯は片側はダイソーの100円LED電球デス。だから、余計にチカチカか(笑)

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