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低域が落ちるのはカップリングコンデンサーの容量が小さいため

オーディオ回路にコンデンサーは入れない方が必ずしも良い訳ではなく、直流阻止との兼ね合いで必要不可欠なものです。
通常の使用では問題が起きないように設計されています。
というより規定されていますでしょうか?
下図の回路を例にして説明しますが、出力アンプの回路のCと入力アンプのRで-6dBのCRフィルターが構成されます。
これだけ覚えておいてください。
カップリング

出力アンプ回路のコンデンサーがもし仮に1μF 入力アンプ回路の抵抗が1KΩだったとします。
1/2πCR で計算すると159Hzとなります。これが入力アンプの抵抗が10KΩだったら15.9Hzとなります。

CDプレーヤーなどでは、出力負荷10KΩ以上とか書いてありますがこういう理由です。
出力アンプ側は出来るだけ小さいコンデンサーを入れたい(価格の関係)入力アンプは出来るだけ小さい抵抗を入れたい。聴感上のSNを左右。そんなところで落としどころは47KΩが多いのです。

これがマイクアンプになると話は変わって来ます。
マイクにはスペースが無いから小さいコンデンサーを入れたい(特にコンデンサーマイク)マイクアンプ側は入力抵抗を大きくするとノイズが気になる。これが難しいところです。真っ当なマイクはマイクアンプの抵抗3KΩ以上とか明記してあるのはこのためです。トランスで入出力600Ω整合取るのとはまた別の話のロー出しハイ受けの実際でした。
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