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VUメータアンプ基板調整②レベル調整手順

VUメーターは+4dBmで0VUを指針が指すように規格で決まっています。
従いまして+4dB入った時でも-20dB入った時でも、+4dBを出力するアンプ回路にすれば、基準電圧=0VUに出来る訳です。この基板は、+4dB=0VU、0dB=0VU、-10dB=0VU、-20dB=0VUと4段階に基準を切り替えられるようになっています。
あとで説明しますがVUメーターの下の目盛りが-20dBですから-20dBレンジにすれば-40dBまで信号レベルを確認出来る訳です。この4つのレンジがあれば幅広いオーディオレベルを読むことがレンジ切替で読むことが出来るのです。

低周波発振器から精密な+4dBmを出力します。同時に出力レベルも確認します。(レベル計は+10dBレンジでサブATTが6dBなので+4dBとなります)
VUA5.jpg

基板の入力も+4dBMであることを確認して置きます。
VUA6.jpg

VUメーター個体差補正用の青色ボリュームをセンターにしておきます。
VUA7.jpg

治具のレンジ切替を+4dBにします。出力+4dBチェックスイッチをLにします。出力が4.0dBになるように左CHをを調整します。
VUA9.jpg

調整して+4.0dBに合わせます。
VUA10.jpg

スイッチをRに切替同じように右CH側も調整します。
VUA11.jpg

ATTを4dB入れて都合0dB入力します。
VUA12.jpg

レンジを0dBに切り替えます。
VUA13.jpg

同じようにLCHの0dBのレベルを調整します。
VUA14.jpg

RCHも調整します。
VUA15.jpg

このようにしてレンジを切り替えて-10dBと-20dBを調整すれば基本調整は終わります。
調整が終わったら左右のチャンネルが同じように切り替わるかもう一度確認します。

これで終わりではありません③に続く
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コメント

作業標準書

こんにちは!

これで誰でも出来ますね!ユーザーさんにも参考になるでしょう。

仕事場の最近の作業標準書は、ちょっと違和感あります。当たり前の事が書いてある。「ねじ締まっているか確認する」「線噛みしない様に注意する」 まあ、線噛み注意はいいんだけど、吹き出し多すぎ見にくいとか、やけにバカ丁寧な言い回しとかあります。
「そこんとこ、気を付けてくださ~い」みたいな(笑)

不具合が起きると、対策と称して、複雑怪奇な調整方法を追加する。
コレは、本末転倒であって、調整しなくていい様な設計変更や、間違わないシンプルな治具を考えるのがベスト。
部品の加工精度が良いのだから、シム調整や片側を長穴にした位置決めは必要ない場合が多い。

酷いのになると、次とその次の工程にチェックを追加して、順次チェックならぬその次までチェックという、冗談の様な対策もあります(爆)

Re: 作業標準書

しんのすけさん
こんにちは
予測入力使ったので書が入ってました。
まぁ手順なので良いですが、セット組した後は写真でも分かりますがオレンジ色のチェック端子から
信号取れるようにしてあります。ここに電圧計を入れれば組み立て後も調整が出来る訳です。

さて作業標準書、どこの製造会社もぶら下げるようになりました。確認するや注意すると言った精神的なことは
本来NG、安全対策でも同じ。人間だから間違える。ヒューマンエラーなんです。
対策して行って対策が無くなると苦しくなる、誤魔化し対策もあるわけでして(笑)

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