MCカートリッジやヘッドアンプの測定は簡単ではない
- 2018/09/22
- 18:42
MCヘッドアンプで入力感度の測定は、そんなに簡単ではないのです。
ついでに入力感度とはどういうことかです。
まず発振器のインピーダンスです。
これを理解しないと先に進みません。インピーダンスの低いものほど扱いやすいことがわかると思います。
発振器の出力回路には直列に抵抗が入っています。
それがインピーダンスで、同じ値の終端抵抗を付けた時、規定の出力が出ます。
これが下の図で覚えておいて損はありません。
要するに複数のものに接続されたとき、すべてに同じ電圧がかかります。
分配と言った方がわかりやすいかも知れません。
周波数特性を測る場合も入力がしっかりしていないと影響を受けてしまします。
図1では正しく計れません。
入力感度50μV10Ω(話題のC2のヘッドアンプ)
このような回路に50μV加えた時にヘッドアンプの定格出力2mV(MMの定格入力)
となることを言います。
2mV÷50μV=40倍がヘッドアンプのゲインとなります。
図3は固定アッテネッターによるもので、発振器の可変出力で50μVにするので、大体の値で大丈夫です。
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