A級およびAB級の電力増幅回路(リニアアンプ)は、スピーカー駆動においては長らくスタンダードでした。しかし今では、ラジオ、テレビ、カーステレオあらゆる音の出るものは、効率的なスイッチングアンプ(D級アンプ)に置き換えられています。パルス幅変調により出力段の高レベルな出力をON/OFF(スイッチング)しますから高レベルで可聴周波数帯域外にスイッチング周波数などがスピーカーに出力されます。その多くは可聴周波数帯域外ですから問題ないと言われますが、ここで矛盾点、ちょっと前に流行ったハイレゾやSACDでは可聴周波数帯域外特性を謳ってましたよね。スピーカーもハイレゾ対応で可聴周波数帯域外までカバー、高価なスーパーツィターもですね。
しかしD級アンプ(デジアン)の多くの周波数特性は20Hz-20KHz、A級、AB級(リニアアンプ)はDC-数百KHz。デジアン測定時のその大きな違いは測定時のフィルタリング。可聴周波数以外はフィルターで除去してから測定しましょうという仕組み。いつの間にか効率優先で、聞こえない帯域は無視というよな世の中になりました。昔のスタンダードは直流~200KHz。今のスタンダードは20Hz~20KHzそれも±数dB。そんな時代なのにノイズノイズと見えないノイズを気にして変なアースアクセサリーなど売りつける。アンプで発生したノイズなど取れる訳がない。ノイズ出さなければ動作しないアンプなのだから。デジタルアンプと言っても入力アナログタイプは、PWM変調掛けてる出力アナログ動作。
しばらくはリニアアンプ愛好者は残るでしょうが新製品開発は部品調達で厳しくなるでしょう。
直期間かかってやっと完成したA級リニアアンプ4台。
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