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ヘッドホンアンプの回答

オペアンプヘッドホンアンプで早速質問が来たので回答します。
質問されるときは他のFc2ブログ貼り付けないようお願いします。うっかりクリックすると足跡残してしまいます。

オペアンプヘッドホンアンプは簡単ですが100%ヘッドホンの性能を出すとは言いにくいのです。
下図、上段回路例のように出力には必ず保護抵抗(この例では47Ω)が必要です。
これを小さくしたり無くしたらオペアンプは発熱し故障につながります。低インピーダンスヘッドホンには向きません。
ヘッドホンのインピーダンスに近い抵抗が直列に入って音質に影響ない訳がありません。
(ヘッドホン専用ドライバーICの話は除く)

下図下段のようにトランジスタ出力段を設けると8Ωのスピーカーさえ駆動出来ます。
従って低インピーダンスのヘッドホンも十分に駆動出来ます。
勢いのある元気な音が楽しめます。昔のヘッドホンアンプは皆トランジスタでスピーカーが鳴るような回路構成でした。


2023HPA.png


OPアンプ交換厨や信者の方の耳で聴いた個人の感想の反論は不要です。

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コメント

なるほど

こんにちは!

とても参考になります。常用のヘッドホンの直流抵抗は33Ωでした。保護抵抗が小さくて大きな音が出ても、無理しているから大音量では歪むということですか。
昨今のポータブル機(ヘッドホンアンプ)では、こんな感じの回路だと思いますが、それなりの音質しか期待できないのかな。

また、150Ω、300Ωのヘッドホンを所有していますが、どういうアンプなら本来の性能を出せるでしょうか。

Re: なるほど

しんのすけさん
こんにちは!

オペアンプ単体でのヘッドホン駆動は、高出力電流が取れるオペアンプの特性を生かした応用です。
ですからNJM4580Dなどは、使われることが多いのです。オペアンプ出力のヘッドホンアンプの出力は
Wで表示してないことから分かると思います。保護抵抗を少し小さくしても音量は変わりません。
大音量で歪む以前にOPアンプの規格を見るとわかりますがRL(負荷)≧2KΩとかでの特性です。
期待しても仕方ありません。

8Ωで2W出るアンプの出力電圧は4Vです。
それでも150Ωのヘッドホンだと0.1W 300Ωだと0.05W
適したヘッドホンアンプはパワー表示のあるものが必要なことがお分かりいただけると思います。

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