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オーディオデータ①THD

オーディオデーター表に全高調波歪 THDというのがあります。
トータル・ハーモニック・デストーションでTHDです。最近ではTHD+Nと書かれます。
なぜTHD+Nなのかは、最近は高性能化が進みTHDは、ノイズに埋もれるレベルです。
ですからTHD+Nな訳です。
例えば歪率が0.01%ならば歪成分は-80dB(100μV)。0.003%なら-90dB(30μV)。0.001%(10μV)なら-100dBです。
基準が0dBv=1Vですから-80dBv=0.0001v -90dBv=0.00003v -100dBv=0.00001Vとおおよそ計算できます。
歪成分を%で表すと-80dB=(0.001v/1)X100=0.01%  -90dB=(0.0003/1)X100=0.003%  -100dB=(0.00001/1)X100=0.001%となります。
ちなみに-120dBvがどんな領域か言っておきますと0.000001=0.1μVです。
SNS動画やネット上で平気でそれより下の-130dBとかをたたき出しています。そんな嘘っぱちを数万人信じるのですからオーディオは本当に闇です。
ここでもう気が付いた方もいると思いますがTHD+Nです。
N、ノイズも含まれます。そうなってくるとノイズがあったのではいくら低歪回路でもノイズに埋もれます。
そうです。ノイズフロアーには、電源回路のノイズがあるのです。
それで低雑音電源が必要になります。昔のレコード時代のように電源ノイズよりも回路のノイズが大きかった時代は問題になりませんでしたが、’80年代に入りデジタル回路で歪が十分小さくなり無視できなくなりました。


THD+Nで説明しましたが、S/N比でも同じ考え方です。
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