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MMカートリッジとフォノEQ

オーディオ占いの館の信者さんが、入信を勧めて来たので困ったと嘆いている方がいましたので説明します。
まずはフォノEQの入力、これは私の設計したものですから文句は無いでしょう。入力に47k、100k、22kの入力抵抗の切り替えを付けています。受けのインピーダンスは通常47Kです。稀に100Kなんていうものもあります。それは皆さん周知のとおりです。入力容量は大きくしてはいけません。赤い101表示のコンデンサは、100PFです。大多数のメーカーが100PFくらいにしています。これは大きくできない事は後述します。


古くからフォノ用のケーブルは低容量タイプを使うことが当たり前でした。容量が大きなケーブルを使えばコンデンサと同じになってしまいます。入力の100PFに並列に足される格好になってしまいます。
MMカートリッジのインダクタンスは、V15Ⅲでの記憶だと434mH。とりあえずカートリッジメーカー推奨容量無視(仕上がり特性)して、この値で計算します。1/2π√LCで計算できますがデジキーさんのサイトに計算器がありましたのでお借りしました。仮に500PFの容量負荷があると10KHzのカットオフLCフィルターを形成してしまいます。
dejiki20230412.png
ここでフォノイコに100PFがなぜ入っているかというとハイインピーダンス回路なので外来ノイズ含めて不要な高域を遮断したいのです。そのために100PFが選ばれています。100PFで計算してみます。24KHzという丁度良い値です。
dejiki20230412-2.png
このようにメーカーの回路同様に適切に設計しなくてはなりません。
追加
フォノ用低容量コード2mの容量 176PFあります。1センチあたり1PF位と考えてください。

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コメント

ナイス!

こんばんは!

これは分かり易いです。なるほど、こんな根拠があったのですね。動画の人は100p~300pは間違いなくスキージャンプ台とか言っていましたよ(笑)

要はカートリッジの仕様通りに使えば良いのですね。M44Gはメーカー仕様で400~500pになっているのは、設計年度が旧いのと、丸針仕様なのでという理由からでしょう。typeⅣは200~300p、EMPIRE600が150p、オルトフォンVMS-30が400pというところでした。
いずれもケーブル込みですから、考慮してケーブルを選定(まあ、普通のフォノケーブルなら問題ないでしょう)すれば良い訳ですね。

一時期オーディオ〇〇オンさん、ディスク SHOWAさん が、スーナーケーブルという高周波線を推奨していました(笑)一応持っていますが使ってはいません。
https://notenki.jp/seven/?p=5561

試しにSHURE M44Gの値で計算すると、-3dBカットオフ周波数は9400Hzでした。まあ、そういうものなのでしょう(笑)

Re: ナイス!

しんのすけさん
こんばんは!

最適容量情報ありがとうございます。ネットで調べても当てになりませんので助かります。
追加しました。フォノ用ケーブルの容量実測しました。
2mで約180PFあります。ですから合計容量で280PF丁度TYPEⅣではメーカー推奨最適値になります。
普通1.5mくらいですからドンピシャでしょう。
MMカートリッジはピーキング特性を含めて音色ですからその特色を楽しむものです。RIAAカーブは等価回路基準です。それとこれとは別問題です。

ユーザーのために容量を公表すべきなのに

こんばんは

負荷容量による周波数特性の変化はピーキングなので嫌らしいですよね負荷抵抗は素直な変化ですけど

MMカートリッジは推奨負荷容量を公表してるものが多いですがプレーヤーシステムでアーム内配線から出力コードまでの総容量、フォノEQの入力容量は公表されてないものが多いのはユーザーに余計な買い物をさせるためかも知れません

Re: ユーザーのために容量を公表すべきなのに

MFさん
こんばんは

このあたりの話になるとCD-4の時代の話までしなくてはなりません。
高域特性を伸ばす必要があって低容量化の方向に進んだのをきっかけに容量は小さい方が良いとか言われましたね。
逆に低容量すぎるのも問題でそのような意味では余計な買い物はあったかもしれません。
ある時期からEQの標準は100P~150Pが多かったと思います。
実際のところ若干の高域特性が落ちたところで楽器の基音部分はピアノの最高音で4186Hz
そういうとマニアは倍音がとか言い出しますが・・・それはまたの機会に書きましょう

納得です!!!

おはようございます!

正確で納得の解説ですね!!!
痛快な気分です・・・(笑)

私も昨年6月頃ガラード401を少し整備した時、内部配線とRCAケーブルを作り直しました。
私の定番カナレGS6とモガミ3368ですが、怪しげな館の教祖さまも、比較表示してましたね。
先日聴いて頂いたポール・モーリアは、カナレCS6ですが、内部配線を含めて1mです、300PF以内に収まっていると思います、頭が悪いので計算した訳では有りませんが・・・(笑)

Re: 納得です!!!

imoken58さん
こんばんは!

カートリッジメーカーもアンプメーカーも、普通に使えば性能を発揮できるように
設計、製造するのが正常です。

実は今日、友人のところにTYPEⅢの適正容量負荷調べに行って来ました。300P~400PFと書いてありました。
ケーブル含めて300PF以内にフォノイコ内部の100PFを足せば400PFで丁度適正負荷に収まるようになります。

説明は、おかしいを探すのではなく、理にかなった設計をしているにならなければ、業界を全否定することになります。
納得できれば楽しく音楽が聴けますので。

コメントありがとうございました。

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