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素人測定には騙されてはいけない

オーディオ測定には決まりごとがあります。
その決まりごとに従わず好き勝手に測定したらそれは捏造になります。
一頃自動車業界で捏造が問題になりましたが、ユーチューバーオーディオ界では好き勝手にやって
いかにもなデータを素人さんがでっち上げるようになりました。
特にレコードプレーヤー関係がこの頃特に、酷いようです。
MCフォノイコライザーのように何がつながるか分からないもののSN比は入力ショート対最大出力や定格出力では厳密にはあてになりません。ただし参考にはなります。測定表の見方を教える雑誌はありません。挙句には数値と聴感はあてにならないが合言葉のようになってます。まるでメーカーデータがねつ造のように言っています。そんなことはありません。パソコンで何でもできると思わないでください。

入力ショートしたときのノイズが内部で発生するノイズとみなして定格出力との比率でSNとするのならまだいいですが、動画などでは入力をショートしてパソコンに帯域内のノイズ特性書かせたデーターでゲインの違うアンプ同士を比較しては全くあてにならないのです。それも、まやかしレベル-120dBvは一般のご家庭では測定出来ません。

ゲインが異なる場合は、入力換算雑音という測定方法を使います。
詳細は確か前にも書いた気がします。それを説明しても混乱しますので信頼できるアキュフェーズの製品保証値の見方で話します。まず保証特性はEIAJ測定法RS-490に準ずると明記してあります。その測定方法で得られたデータということですね。
230417.png

右側のS/N 入力換算雑音の項目抜粋します。
まず、残留ノイズの項目一番上の段を見てください。残留ノイズ(A)補正でノーマルゲインの場合でMC時28.2μV以下と書いてあります。これをデシベル換算すると-91.2dBvになります。ネットの素人は-120dBv近辺なんてとんでもない値たたき出していたことがこれからもわかりますね。定格出力時SNが97dBになっています。定格出力が2Vと残留雑音28.2μVの比(定格出力時のSNですから97dBになり良い値です。

そこで入力換算が生きてきます。-155dBvに0.1mVの実際のMCカートリッジの出力で計算してみます。0.1mVは-80dBVです。
SN比=カートリッジ出力-入力換算雑音電圧で簡単に計算できます。従って実際のSN比=-80dBV-(-155dBV)=75dBと実際のカートリッジを使った場合のSN比が計算できます。それなら実感できるでしょう。
MMの-136dBVの入力換算雑音に3mV(-50dB)のMMカートリッジだと86dBのSNになります。たったこれだけ覚えるだけで素人測定に惑わされることはありません。大体ターンテーブルのゴロを含めたらおかしなことになりますね。

230417-2.png



コメント

実際にミリボルや歪率計を触った事なさそう

こんばんは

輩さんはたぶん真値、測定値、誤差も理解していません

ガキの「測定ごっこ」に視聴者は皆だまされ
胡散臭いオーディオ界に現れた正義の味方だと有難がってますね

Re: 実際にミリボルや歪率計を触った事なさそう

MFさん
おはようございます。

コメント欄に「何も基準がないので私が考えたものです」との記述があるので
測定方法を勝手に創るから輩なのでしょう。

ターンテーブルのSNも理解していないようです。

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