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正負電源(プラスマイナス2電源)

現代のアナログ方式のオーディオ用HiFiアンプは、ピュアコンプリメンタリの出力にカップリング用電解コンデンサーのない直結方式がほとんどです。これは±2電源方式になって初めて可能になるののです。ここで電源にはプラスマイナスがあるのは当たり前だと言い張る人に今まで多数であいました。そしてそれは当たり前だ、バカにするな怒り出すことでもありました。
電池にはプラスとマイナスがありますがこれは単電源でのことです。車は12Vですが車体基準に12Vと言えばわかりやすいですね。
アンプで供給される電圧はシャーシ(ケース)を基準にして考えます。シャーシは0Vです。それを基準にプラスとマイナスがあります。だからプラスマイナス2電源と呼ばれるのです。なぜプラスマイナス2電源(正負電源)がHiFiアナログオーディオでは必要かというと
片方の電源だけでプッシュプルアンプを組んだ場合は、シャーシ電位の0V中心に信号が振れる訳ではないので、大きな直流電圧が出るため出力に直流カットの電解コンデンサーが必要になります。
そこで単電源BTLを説明しなくてはなりません。これを書かないと揚げ足を取られます。
昔のカーラジオ(ステレオ)用モノリシックIC(70年代)は出力に1000μ前後の電解コンデンサーが直流阻止用に必要でした。ところがこれがあると低域特性と音質劣化があるのでこれを無しにする方法が考えられました。
当時の代表的なIC(出力に1000μ)


これを無しにするには、2個使ってBTLにします。その前に出力の漏れ電圧の同じものどおしを合わせれば見かけ上の電位は0Vになります。当時は同電圧が出て来るものの選別が必要でした。今のカーラジオICは同じ特性のモ2個パックされているので出力コンデンサーは不要です。天絡、地絡の保護回路も入っていますので出力フローティングのBTLでも安心です。
BTL.png

その他に電源電圧の低さは、最大出力を制限されるので12V単電源では、8Ω負荷での出力は足らないので車のスピーカーはは4Ω以下が多いのです。
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