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調整用ホワイトノイズとピンクノイズ

ホワイトノイズ
固有の分布範囲を持たないランダムノイズをホワイトノイズと言います。分かりやすいものではFMチューナーの離調時(放送のない周波数)にミューティングオフにし時出てくるザーといったノイズです。これは、オーディオ全帯域信号源として都合よく使用できました。しかし昨今は、FM放送の多局化と都市雑音が多くなりそれは使いずらい状況にあります。
ピンクノイズ
1オクターブ*あたりのエネルギーがどの音域でも等しいノイズで、ホワイトノイズに比べると高域になるにつれて小さく感じます。
どれくらい減衰かと言いますとオクターブあたり3dB落ちます。
*1オクターブ
基音31.5Hzとした場合 63Hz125Hz250Hz500Hz1KHz2KHz4KHz8KHz16KHz32KHz
ピンクノイズ発生器はホワイトノイズをフィルター通過させたもの。
先述べた通りオクターブあたり3dBのフィルターを通過させればピンクノイズになります。
自作ノイズ発生器、ピンク、ホワイト両用


実際にホワイトノイズ、ピンクノイズを再生してみます。
スペアナはオクターブバンドパスフィルターで区切ってバーグラフ表示しているので、ホワイトノイズでは右肩上がり、ピンクノイズでは右肩下がりとなります。

ホワイトノイズ再生時(右肩上がり)


ピンクノイズ再生時(フラットに近くなる)


低音の多い音楽再生時


低音の少ない音楽再生時


人間の聴感はオクターブあたりの音圧が等しいときに低音、高音がバランス良い(聴感に一致)と感じます。ですから日頃、生音を聴いていかに鍛錬することが重要かがわかると思います。最近のソフトは、音圧稼ぎで全体域天井まで達しているものもあるので注意が必要です。ホワイトノイズで右肩上がり、ピンクノイズで右肩下がりの特性、音楽再生すると高域のバーが上がらない、これでは何を基準にしたら良いかわかりませんね。ですから自分の感性で完成させればよいと思います。極端に実特性とかけ離れてはいけないというだけです。

気がつく人は、わかると思いますが音楽再生で調整するのは聞き慣れた曲でないと難しいのと、悪い録音に合わせてはいけなのです。そして聴く人の耳も劣化しているので、機械で調整して楽しくない再生音を作るのはもっともよろしくありません。オーディオ機器は、パーソナル機器です。聴く人に合わせて良いのです。最悪なのは、オーディオショップが最高の状態に調整したと素人さんを騙す事です。ショップ店員の好みを押し付けたに過ぎません。最近は、一般ユーチューバや雑誌系YouTubeも変な理屈で素人を騙す時代になりました。年配者はオーディオ系3大美人?YouTuberに釣られてはいけません。
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