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電源の低雑音化

オーディオ電源の低雑音化を図って来ましたがその発端は低歪率発振器を製作した頃にさかのぼります。
1Vの0.001%を歪率と考えると0.01mV=10μV(-100dB)が歪成分です。
全高調波+ノイズ(V)/発振器出力1(V)X100=歪率(%)となります。
0.001%のひずみ率を測定する場合電源にノイズ成分があったらそれもひずみに含まれてしまいます。そこで電源の低雑音化が必要になります。

歪み率測定用、自作低歪率発信器。電源は、別筐体です。


この発振器の歪み率を上段の測定器で測ると0.0005%(測定限界)以下です。下段測定器のオプション内蔵発振器でも同じくらいです。


ただし3Vの入力レンジを使っています。入力レンジを合わせないと正しく測れません。
全高調波歪み+ノイズ=THD+nです。電源にノイズ生分が多かったら低歪率にはならないのです。
電源のローノイズ化は、重要な項目です。あくまでも100Vのノイズではなく電子回路に供給するDC電源です。全てのみなもとが電源だと言うことがパワーアンプ以外でもお分かりいただけると思います。

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コメント

自作

こんにちは!

自作の発振器でも良い歪率ですね。素人は踏み込めない領域です。でも、そういうものだと知っているだけでも、知らないよりは役にたつと思います。

Re: 自作

しんのすけさん
こんばんは!

このあたりのひずみ率になると、部品の実装や配置も重要になります。
スポット周波数発振器なので切替の配線、シールド、出力や周波数の微調整の
ポテンショメーターすべてが影響します。こういうのをノウハウと言います。
そういうものだと知ることは重要です。
それを分かっていれば、パソコンで嘘くさいデータをたたき出すことは無いと思います。
今の測定器はパソコンのアナライザーですが、それには専用のインターフェースが
繋がっています。

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