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チョット待ってください。ノイズ

ノイズにまつわる話を書き始まるとキリがありませんが身近な事例で・・・

ハムノイズ(humming noise)ハミング?音が良さそう??
Humからハム雑音と言われるようになったようです。

一番わかりやすく、昔からあるノイズでブーンと言う低い周波数のノイズですね。
良く地元の真空管自作愛好家の試聴会(音楽鑑賞会)に行くと少々ハムが入りますが良い音なので聴いてくださいと言う言葉を耳にします。私的には許せないハム音ですがそれは個人的見解なのでどうこうは言いません。
この少々が問題なのです。10mもスピーカーから離れた会場で聞こえていたら、良い音以前の問題です。

ビンテージアンプ愛好家であまりの信仰心からブーンと言う雑音の原因を電気屋さんのアースのせいにしている方がいました。電気屋さんが可哀そうです。

ということでハムのお話しです。
ハムは耳で聞こえるわかりやすい雑音です。配線の良し悪しでも発生します。
耳で聞こえる分、ある程度聞きながら直せるものです。勿論メーカー製品では滅多に実用にならない程、聞こえるものは無いでしょう。
真空管アンプでは残留雑音が数mVに達するものも珍しくありません。
雑音測定では聴感補正Aフィルターを持います。このAフィルターを入れると格段に数値はよくなりますが耳の感度で補正するので合理的です。
下の写真はノイズメーターと呼ばれる雑音を測定するメーターです。
10μVフルスケールですから数μVの測定ができるのです。
各種重みフィルター付きです。
オーディオ回路では極力可聴周波数帯域でのノイズは押さえたいものです。
他にシーと言うホワイトノイズは、増幅回路固有のものです。
これの低雑音化がメーカーの設計者の技量です。


万能選手のオシロスコープでは、微小なノイズは見れません。


ハムノイズを気にしない人に限って、耳に聞こえないノイズ除去アクセサリーを気にします。まずは耳に聞こえるノイズを除去してから耳に聞こえないノイズの対策をしましょう。

一言いえば電子回路は、直流で動作します。100Vの交流電源は直流に変えられます。そこに100V系のノイズが乗るような設計(配線)が問題なのです。その回路設計を棚に上げて置いてクリーンな電源装置は如何なものでしょうか?
瞬時の大電流供給能力に意味がある場合もありますので一概には言えませんが。まずはしっかり聞こえるノイズ対策してからで良いのではないでしょうか?



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