PCのバックアップ(クローン)は落とし穴がある
- 2018/01/14
- 10:05
HDDやSSDのクローン(丸ごとコピー)を作って置けば、障害発生時に対応できます。またSSDが手狭になって来た時に大きな容量のものにクローンを作れば、今の環境そのままに、簡単に複製できます。
それがこのクローンマシーン、パソコンなしに複製可能の優れもの
(フォーマットは必要です。)実売5千円前後
スロットに挿入してボタンを押すだけでクローン出来ます。
ところがです。例えば120GのSSDから240GのSSDにクローンすると240GのSSDが120Gしか使えない状態になります。
未割当の領域が発生するからです。パーティションが出来てしまうのです。
Cドライブ(OSの入っているところ)と結合すれば解決します。
(Cの直後に隣接する場合のみ結合できる)
ところが間に回復パーティションが入る場合が多く結合できません。
その場合、回復パーティションの削除を行いCドライブの直後を一度未割り当てにすれば結合できます。回復パーティションは数十Gになる場合があります。
これを未割り当てにして結合すればその後ろの未割当の120G程度も結合できるようになります。
この作業は、MSDOSコマンドを叩いて行う作業なので、何が起こるかわかりませんので、細かく言いませんが作業の流れを考え情報収集を行えばさほど難しくはないと思います。
以下備忘録
ディスクの管理でパーティションを確認しておく
Windows10
画面左下のここに入力して検索にcmdと入力
キーボードのCtrl+Shift+Enterキーを押します。
(コマンドプロンプトを管理者モードで起動)
あくまでも管理者モードですから復旧出来なくなることもあるのでクローン元のディスクは使わない
MSDOSの画面になります。(たった6行のコマンドですが注意)
起動後 diskpart と入力
list disk と入力するとディスク一覧が表示される
デスク0が不要パーティションがあるディスクドライブなので
select disk 0と入力
ディスク0が選択されたので
list partitionと入力してリスト表示させる
不要な回復パーティションを選ぶ
例えば4なら
select partition 4と入力
パーティション4が選択される
delete partition overrideと入力
選択されたパーティションを正常に削除しました
これでパーティションを削除できましたのでMSDOSは終了する。
あとはディスクの管理でパーティションを結合すればOK