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理屈にも耳を傾けてほしいものです。

あくまで私個人の妄想です。
喧嘩は売らないでください。

1、雑誌やネットで回路図、製作記事があって組み立てました。音が良い悪い。
  それは製作者が感じたことです。

2、メーカー製品を購入して聴いてみました。音が良い悪い。
  それは使用者が感じたことです。

1、の場合は雑誌やネット上の製作記事の表現も影響します。
2、の場合は、評論家や雑誌記事、CM、ネットでの評判も影響します。

その他、使いこなしの問題で接続や設置方法で色々影響が出てきますが、オーディオにおいては、文筆家の文学的表現に惑わされます。

回路を設計する場合、どのようにしたら、目標の特性が得られるかということになります。音を自由に設計できることはありません。目標とする特性や仕様で、回路は設計します。音質はそれに付いて来るものです。

ということで、ここまでは良いのです。
文筆家の文学的表現がどうしても、理屈に合いません。
その人がそう思ったのだから、良いではないかと寛容には、とてもなれません。

科学する偉い教授の人は、周波数特性、ひずみ率・・・同じだから安物でもOKと片付けるので、オーディオでは科学より文学の方が受け入れられることもあります。

ダンピングファクター(DF)で数回にわたりブログで書きましたが、この(DF)はある意味、オーディオ業界タブーなのかも知れません。(長い間目をつぶって来た)

ある文筆家が書いたスピーカーケーブルの話から条件抜粋
(数ページも僅か2行で語れます)
マルチアンプ駆動 アンプはDFは27のものを使用
家庭の屋内配線通称Fケーブル20m使用
                        以上

この条件から実際のDFを算出してみます。
アンプの内部抵抗=スピーカーのインピーダンス÷DF=8÷27≒0.3Ω
電線の抵抗(公称)1kmあたり10.3Ω 20mでは≒0.2Ω 往復なので40m≒0.4Ω
アンプのスピーカーから見た内部抵抗はアンプの内部抵抗0.3+電線の抵抗0.4≒0.7Ω

スピーカーインピーダンス8Ω÷電線含めた内部抵抗0.7≒11
ダンピングファクターは11まで落ちたことになります。
ここまではダンピングファクター(DF)11の音が好きなのだからそれでいいです。
問題は、文筆家ゆえに虚構が入るのです。それが絵空事であり、虚空と気が付く人は多くはありません。

「わずか数ミリ詰めただけでで音がかわる」としています。
しかしその分中に、述べていることは、何の足しにもならないとの表現もあります。読み物としては面白いかも知れません。

これを真に受けて、電線20m引いた方がいます。勿論、ご自分のお使いのアンプのダンピングファクターは、無視です。電線だけ真似したということです。
文学表現ありきで、理屈には興味を示してくれません。

適正ダンピングがなぜ必要かは、血圧と同じに考えると良くわかります。
血管を流れる血液に制動が掛かる、制動が掛からない。だから血圧がある。
ダンピングファクターは制動のかかり具合、血圧が適正であれば良いと考えれば適した血圧。
言い換えれば年齢によって適正血圧範囲と思えばわかりやすいかも知れません。
医療でも、アンダーダンピング、オーバーダンピングと言う言葉が出て来るようです。

アンダーダンピングは一度動くとなかなか収まらない感じです。それは制動が掛からないからです。
オーバーダンピングは制動力がかかりすぎることになります。

誰でも、解るように書くのは難しいです。

私が電線で音が変わる~DFについて書いた記事をよく読むと色々言いたいことが隠れています。

DFの高いアンプ程僅かの、電線の抵抗でDFはがた落ちする計算例からくみ取ってください。これネットワーク内の抵抗(インダクタの抵抗)も同じです。

世の中まともに言って良いことと悪いことがあります。書かれると都合の悪い人たちが少なからず存在します。その辺をくみ取ってください。
○○と伏せ文字すればよいものでもありません。

分かりやすい例
古いプリメインアンプのヘッドホンジャックにヘッドホンを差して聴いてください。
100Ω程度の大きな抵抗が入っています。
何か音が違うことに気が付きます。

おしまい

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