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オーディオ機器は独立したアース(地球)

アースについて、興味深い記事があったのでDF話は、置いておき少し書きます。

オーディオ製品はそれぞれ単体で独立して動作するので、単体ではアースに付いてあまり考える必要はありません。
それは、立派な金属筐体と言う電位の基準があるからです。その機器でノイズは抑えられています。

実感できるアースの効能
フォノイコライザーのアースを取らないとブーンと言うハムに悩まされます。
アームのアースとフォノアンプのアースを取ると見事に消えます。
ところがMCトランスやヘッドアンプが間に入るとループを形成してハムが出る場合があります。このような経験があると、グランドループを実体験で分かるわけです。

しかしその実体験が悪さする場合も少なくありません。

アースを取れば何でもノイズが解決するとの思い込みます。
実際の例です。
アンプからブーンと言うハムが出ていました。
アースすればノイズが消えるとのフォノの例から電気屋を呼んで電灯線のアースを取らせた人がいました。原因はアンプの故障でした。当然直りません。

nightwish_daisukiさんがレイヤー(階層)的に考えるように書いていましたが、そういうことです。

レイヤー1 基本機器単品のアースは機器で完結して良いと考える(*1)
レイヤー2 機器間の接続で生じる電位差による機器間アース
      (これは問題が生じる場合がある*2)
レイヤー3 100V電源のアース(保安接地)はオーディオ用ではない。
レイヤー4 バランス接続のGND
*1機器本体はアースなしで正常に動作すること
*2機器間の筐体電位差を同じにして良い訳ではない。プロ用音響機器をラックマウン 
 トした場合に問題が発生する場合もある)

と言う風にレイヤーごとに独立して考えて最終的には一つになると言うことです。

複雑な図面を書くのに1枚に、最初から書けません。レイヤー分けします。
複雑な基板設計するのに1枚には書けません。レイヤー分けします。
Windowsのファイル保存も階層構造です。
分類するときも、大分類、中分類、小分類と階層分けします。

アースを考える時も階層分けして、その階層ごとに成果(効果)を確認して行く必要があります。

バランス接続が安定な理由、信号はホットコールドを流れグランドとは別です。
CMRR(同相信号除去比)も大きくなり結果ノイズに強くなります。
音が良いとか悪いは別問題。これも階層分けでしょうか?

おしまい



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