気になる聞こえるノイズと聞こえないノイズ
- 2017/10/08
- 20:51
文体変わります。(一部の人には過激な印象を与えますがお許しください)
今日は色々CDやレコードの波形を拾って書いてきた。
結局のところ何を言いたいのかは、オーディオはノイズとの闘いなのだ。
映像はノイズが無くなり解像度がますます上がる勢いだ。
アナログ系のノイズ
以下ある日のマニア宅
少しノイズがありますが音は良いので聴いてください。
ハム音が出てますが、気にしないで聴いてください。
ノイズが出ているのはアンプのせいではなくコンセントの工事が悪いからです。
音源はハイレゾです。○○と言う高級DACご存知ですか?
いずれもPAや自作コピービンテージ愛好家だ。(ビンテージ愛好家に喧嘩を売るつもりはないオーディオと言うカテゴリーの中でも、全く済む世界が違うからだ)
現代はソースやオーディオ機器のの質が上がりノイズは許されない。
ひずみやフィルターの跳ね上がりもノイズと言ってよい。
不要なものは全て雑音だ。
雑味は不要、しかしオーディオの世界では、無味無臭、味も素っ気もないと揶揄する向きもある。
しかしこれらは、聞こえるから私にとっては気になるノイズだ。
下に音楽信号のエンベーロープ波形(包絡線)とオーディオ界で呼んでいいのかは定かでないがアタック(立ち上がり)からリリース(余韻)その後にノイズフロアがある。このノイズフロアがオーディオ機器(録音機含む)が持っているノイズだ。
ようするにノイズが多ければ余韻はノイズに埋もれてしまう。これが聞こえるノイズで音質に影響する。
(アタックリリースに付いてゆけないような、スピーカーアンプは今日は除外)
デジタル機器主流の現代においては、このノイズレベルは極めて小さい値になっている。ところがここに、ノイズの多い前出のマニア宅の例の機器をつないだら、こういった余韻は全て消されてしまう。
アナログLPレコードから今日、信号を拾っていて気になったからこの記事を書いている。それはアナログ信号を扱うレコードプレーヤーのカートリッジはMM型で3mV、MC型で0.2mV前後でノイズレベルに近い。その中できちんとCDに負けない波形を再現しているのだから大したものだ。
使ったフォノイコライザーも実測3μV程度の極めて残留ノイズの小さいものだ。
デジタルの時代に負けないように設計製作したものだ。
ノイズとの闘いはアナログレベルでは非常に厄介だ。
一方デジタルでは聞こえないノイズとの闘いが待っている。
それは可聴周波数帯域外にあるノイズだ。PC関連のノイズは、見えないし聞こえない見えないものほど怖いものは無い。
もう一つ聞こえないから幸せなこともある可聴周波数帯域内ノイズもある。
追加
不幸なノイズ
これはある一般に向けてヒットした声楽を学んだ人のCDです。
冒頭のブレスまでが、こんなに大きく入っています。
音圧戦争の幕開けです。これをノイズと思うか臨場感と捉えるかは人それぞれです。
これは、臭いものには蓋をしろと言う考え方だ!
おしまい
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