音圧戦争 音圧稼ぎの罪
- 2017/07/03
- 00:24
アナログ全盛の昭和のオーディオを体験した人ならわかる話
下は、CDが世に出た頃のものの再生(録音された)レベル
このような録音だと気持ちよく聴けます。
0dB=0VUとして針を振らせている
チョット後の方ですが最大で-0.5VUくらいの振れ方です。
VU計でのDレンジ20dBくらいあります。(下図1983参照)
アイドル路線で出て来た、今でもご活躍のシンガーです。
音は出しません。部屋の暗騒音しか入ってません
音圧戦争真っただ中のCDの針の振れ方
こちらは今時の再生(録音された)レベル
+4dB=0VUでVU計を振らせている。
先ほどの状態だと振り切れたままなので4dB下げている。
常に+1VUを見事に±1くらいで録音されている(下図1999参照)
VU計でのDレンジ2dBくらい。
某、大人数アイドルグループCD
完全に音は歪んでます。ヘッドルームは、空いているのかな?
音圧稼ぎが悪いということではないのですよ。
要するに、ほどほどにということです。
TVやラジオで音圧が20dBも差があったら聞き取りにくくなりますね。
だからと言って、歪むまで音圧処理しては良い音楽も聴きたくないですね。
下の図は、猫大好きさんのブログからお借りしてきた図
83年頃の録音が、音圧戦争前の実際のVU計の振れで99年頃からの図が今時の振れです。図とアナログ指針を対比させるとわかりやすいと思います。
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