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ブログでいただいたNECのA700 プリメインアンプ

昨日、仕込みありかと思われる、誰もが驚く瞬速で、そば好きさんから、いただいてきたA700(NEC)早速、修理??に取り掛かりました。

製造は1985年11月27日もう30年今でも動作するのは、さすが日本製です。
そば好きさんの手にかけたところは、消耗部品のバランスボリューム
取り外す前に、これは修理不能と判断
抵抗体が印刷されている基板が割れています。
このためそば好きさんが分解して、線をつないで修理を試みています。バランスのMN250Kは、まず入手不能です。


このままバランスボリュームを付けても不安定なので全くこのボリュームを効かないようにします。幸いこのバランス調整は単純に抵抗値を小さくするだけで音量を絞る方式です基板のパターンを見て分かる通りセンターと片側共通です。
ご存知の通りMN型ボリュームは中央まで抵抗値は変化しません。LchとRchで変化特性が真逆です。近似の抵抗値220kΩを取り付けます。


メインボリュームRK27の接触不良(ガリ)は接点復活王(ポリコールキング)を注射器で注入してごまかします。

ここまでで1次点検は終了です。
トーンコントロールは±3dBのCR型で僅かな聞き具合です。
’85年頃にはレコードもCDも音質が良くなったのでトーンコンは極端な変化は不要になった時代です。

ついでにフォノイコライザー回路を見てみましょう。
NJM4560を使ったものにJFETK170とK105のカスコード接続の差動受けで上手くまとめています。2%級の抵抗でRIAA偏差も高精度化しています。


特に感心するところは、このプリントパターンです。
アナログを熟知した人が設計するとこうなります。最近ネット上には、アナログ設計技術無視のプリントパターンが氾濫しています。PCでお手軽設計ではこうは行きません。良い見本です。


見た目も大事ですからバランスつまみは残します。
外した基板が宙ぶらりんではいけないのでマウントベースでしばりつけます。


まずはここまでで組み立てます。





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