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ステレオ黎明期②

②昭和44年頃には、親の下請け町工場は輸出用のプリメインアンプを組みたてていました。それのヒアリング用に童謡を聴いていたビクターの真空管式SEA付セパレートステレオのスピーカー部が没収されてしまいました。このステレオはSEA(トーンコン)のレバーを動かすとグラフィカルにメカニカルなグラフが動きました。この頃はようやくFM放送がステレオ試験放送が始まりました。受信感度が悪くステレオランプが点くとノイズが多くなった思い出しかありません。多くの子供が間違うステレオ=音が良いという意味だとは思いませんでした。それは親がモノラルとステレオの違いを教えてくれていたからです。試験放送で右チャンネル、左チャンネルとアナウンスする放送を聴かされました。そうこうしているうちに没収されたセパレートステレオのスピーカーは、頻繁に飛ぶのでお役御免になりました。真空管PPの小出力アンプに使われるスピーカだから当たり前です。片チャン20W出るアンプのテストヒアリングに使われたからです。代替のスピーカーはSP-LE8Tにコーラルのツィターを上に置いたものに置き換わっていました。写真中段が当時組み立てていたものと類似したものです。周波数目盛りが国内バンドです。そこが違います。そしてKc表示です。KHzに変わる前です。時代が解ります。

その頃の一般に有名な国産オーディオメーカーのものと比べても、かなりしっかりとしたものです。この日幸電機製作所は国産初の半導体アンプを作ったメーカーだったはずです。
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