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バランス接続②

バランス接続①の続きです。バランス接続の考えで行けばパワーアンプまでバランスであることが望まれます。しかしそれは極端な物量投入になるので次の図のような接続で使われることがあります。バランスでないパワーアンプです。しかし間違った使い方ではありません。

上段の図は普通のパワーアンプの入力に正相(ホット)のみの入力を使いパワーアンプを駆動する接続図です。プリから出て来る信号の正相(ホット)と(逆相)コールドでは、波形の位相が反対なだけで全く同じ信号なので普通に動作する訳です。
下段の図はパワーアンプの入力にバランスからアンバランスにする回路で受けるバランス対応パワーアンプの接続です。パワーアンプまではバランスで来ますのでノイズに強い回路接続です。それでは音質はどちらが良いでしょうか?
パワーアンプでバランス(BTL、ブリッジともいう)の最大の恩恵はノイズよりも力強さです。理論上は1台のアンプではなく2台ですから4倍のパワーを振れます。
残念ながらこの不完全なバランスではその恩恵は受けられません。上段はホット側を使うので音質は変化しません。下段はバランスからアンバランスの変換回路が入るのでその分音質で不利です。ですから言いたいことは、似非バランス入力といっても音質優先でメーカーがこのようなXLR入力にしている訳で、UB/BL変換回路があるからバランス型のパワーアンプということではなくアンバランスのパワーアンプの入力をバランス入力にしているので、その回路の音質劣化分を考えると一長一短な訳です。
メーカーの設計者はきちんと考えて設計しています。こういった割り切り方も大切です。ステレオアンプが2台必要でさらに4倍の電力供給可能なパワーアンプは倍以上の費用が掛かります。批判は簡単です。よく理解するのが大切です。

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