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某国の危険な製品

これは、ホームセンターで売っていたDIYで使う用途の卓上ボール盤のスイッチの故障です。時々回らないので安物なのでこんなものでしょうと思っていました。
確か1万2千円程度の売価だったと思います。
ボール盤とは、電気ドリルをハンドルで上下して板に穴あけするようなものです)
用途は業務用には使えない家庭用の商品です。(長時間運転には向かない)
精度が悪いのは当たり前ですが、家庭用ならばもっと安全に配慮すべき事例がありました。安いものなので文句を言うつもりはありません。ですからはっきりした本体写真は載せません。信頼性には対価が必要です。消費者は見極める目が必要です。

何が危険なのかを考えてみましょう。
下がそのボール盤に付いていたスイッチの写真です。

スイッチの動作は正常です。125V20Aのスイッチです。モーターは280W(2.8A)です。開閉能力はOKです。
良く見てください上のファストンタブにかけてある絶縁チューブが焦げています。
次の写真で原因がわかります。

右がは正常にタブに勘合しています。左は差し込み部を間違えて絶縁チューブで押さえられた状態です。接触不良で大電流が流れればそこで発熱します。

ここで私がメーカーの修理担当だったらということで空想してみます。

まずNGな例(これが一般的)
スイッチ部タブ端子の差し込み不良。
焼損部端子交換しました。もっと悪い修理だと差し込み直してOKにする
回転確認で修理完了。

正しい解析での修理と対策
絶縁チューブが焦げている。よく見ると端子部が赤く加熱し銅の下地色になっている。これは重大な事象なので、品質管理部門に報告

製造、設計部門と協議する
ここで組み立てた人の人為的なミスの追求(ヒューマンエラー)ではだめです。
差し間違いないように気を付ける。これで対策だと思っている人が多いです。
ただ回らないだけなのに、そんなに大したことではないだろうと思うことが間違いなのです。
この差し込み不良に如何なる危険が潜んでいるか考えてみましょう。
回転しないので、スイッチが切れていると思いドリルのキリを交換中に突然回りだすということは、この状態では確実にあります。交換中に突然回りだしたら大きなけがをするのは確実です。
では、どうすればよいのでしょう。
暫定対策では、差し込み状態を確認し、赤などのマジックペンでマーキングするなどが考えられます。でもこれでは不十分です。チェック工程が増えます。
絶縁チューブの隙間に挟まらないタイプの端子に交換するのが対策と言います。
これが長らく日本企業を支えてきた品質管理です。

このことは、最近あった電池の焼損事故にも似ています。
スマホの電池から火が出た。電池を交換して対応また火が出た。
これと同じことです。

たかがスイッチ部の故障ですが、このドリルの先に潜む危険を考えたら恐ろしいことです。保護眼鏡着用、手袋着用禁止(巻き込まれ)を守っても突然回りだしたら・・






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