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トランジスタのペア選別

昔は、トランジスタが比較的安価に売られてましたが、今ではとても高くなってしまい、まとめては、なかなか買えません。バラ売りでも比較的安価な秋月電子さんでも、購入制限から、一回の注文で10個しか買えません。選別ペア組みに100個は欲しいので今回ようやく100個貯まったので測定しました。実測でhfe200から400の間にバラついています。
無選別で使ったら最悪NPNとPNPで電流増幅率が200と400なんて事もあり得ます。
それでHfeチェック治具の出番です。電流増幅率の合うものを組み合わせるだけの治具です。
ベース電流が何倍になるかをチェックするだけですが選別治具だと使いやすいのです。
定電流源からベースに一定の電流を流し、その時のコレクター電流を計ります。精密定電流源と安定化電源、それと電流計は、0.001mAまで測れもので周辺は、少し大がかりですが安定して測れます。スイッチでNPN.OFF.PNPは切り替え出来ます。便利にするのが治具と呼ばれるものです。工具と道具と治具が電子界の三種の神具です。

一時予選

決勝に進出

NPNとPNPで同じ値で分類して、それからペアにします。だから大量の落ちた人たちが出ます。落ちた人たちの行方が気になります。落ちた人たちが個人売買サイトに出回らないことを祈ります。私の選別落ちは、コンプリで使わない用途にまわしますから安心してください。このように選別ペア組みは、手間がかかります。だから組み品は、決して高くは、ないのです。測定条件変えれば変わるhfeですが若松通商さんで選別品買いましたが同じ条件で測ると当たり前ですが合ってます。300と表示あったものがこの測定では310でした。極めて正確だと思います。室温にも影響する部分だからです。良く店の測定あてにならないと言う人がいますが、テスターについているhfe簡易測定使っては何おかいわんやです。

規格票でもhfeGRランクは、200から400となってますから、測定値は当てになると思います。
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コメント

No title

こんばんは(^_−)−☆

なるほどです。測定器と治具は重要ですね。
確かにきちんと選別するには、測定をきちんとやる必要があります。
流石に精度と作業性が考慮された治具をお使いです。
名のある部品屋さんの選別も、結構信用出来るのですね。
怪しい店は、危ないかもネ。

Re: トランジスタのペア選別

しんのすけさん。
使いやすくするのが治具ですね。

機械屋さんも電気屋さんも共通なのが治具ですね。

結構差が出てますね。

選別品は扱ったことないんで、初めて知りました。
ここにニッケミとニチコンの電解があるので、
LCメーターで見てました、容量差は10%位でした。
hfeで2倍近い差は確かに大きすぎます。
某社のフィルムコンは誤差は5%以下でしたが、
現在は新規受注は不可ですので採算割れでしょう
(汗)指月さん辺りがベストでは?

Re: トランジスタのペア選別

ひらひらさん
こんばんは
今の時代、量産に選別品を使うこと事態、NGです。
トランジスタはメーカーのhfe分類のGRは200から400ですから、選別結果は見事にその範囲内でバラけてます。
足の生えたコンデンサーはもはや、各社やめてしまったようなものですね。指月も秋田指月辺りが国内生産していた時代が懐かしいです。

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