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GICチャンデバフィルター製作

今日(昨日)は、チャンデバフィルターを製作してました。注文頂いた8khzのGICフィルターです。
いまだにアナログフィルターは人気です。(聴いた人しかわかりません)
オーディオにおいては、アナログフィルターは、面倒でもGICの音質の優位性は、理屈では覆すことは出来ないと思っています。

キーポイントは
①左右でクロスポイントの周波数が精密に合っている事。
②LPFのカーブが左右で合っていること
③HPFのカーブが左右で合っていること
3段目の図のようにクロスポイントがずれると左右での位相差が生じる
これらを実現するために精密なフィルターを製作します。ひたすら部品精度の選別作業です。



位相がどうのこうの言ってもデジタルフィルターであろうとアナログフィルターであろうと必ずずれてしまう。
クロスポイントでのズレであることに注目してほしい。実際は聴感上違和感のあるものでは無い。
更にGICチャンデバの信号は直列に処理せず並列に処理している。
昔のアナログチャンネルデバイダーは2ウェイを2段3段と重ねて3ウェイ、4ウェイとしていた、その分、音質的に不利になっていた。それらを改善してきたGIC(FNDR)のチャンデバだから、今のデジタル時代でも好評なのだと思う。
位相が左右で同じにズレる分には、実用上困らない。論より証拠は、実機ではヴォーカルセンターに定位し、楽器が左右でとんでもないくらいに位置関係がわかる。これが精密に製作したGICフィルターの特徴なのです。

言っておきますが、デジタルフィルターでもアナログフィルターでも、クロスポントで1次に付き位相が45度ズレます。
それとデジタルフィルターのチャンデバでは入力レベルが小さいとフルビット使えないから、ノイズ、クロックからの雑音が気になるからと出力にボリューム入れろは、さらに複雑にして、音質的には本末転倒だと思いませんか?

デジタルはアナログに近づけようと処理に処理を重ねていくことを考えればアナログのままが有利なのです。
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コメント

チャンネルデバイダー

アナログチャンデバとデジタルチャンデバを愛用し続けています。
いわばGICアナログチャンデバはスッピン美人、デジタルチャンデバは化粧美人と思います。
長大なホーンを使う場合はデジタルチャンデバのディレー機能が役に立ちます。
私のオールホーン5wayは低音のみGICアナログチャンデバを使ってその他はデジタルチャンデバを使っています。低音ホーンは約7メートル有ります。5wayですがフルレンジ?と思う程に仕上がっています。

Re: GICチャンデバフィルター製作

muuさん
利点を活かした、使い分けですね。新しいものが優れて、安価だと思うことが問題です。
デジタルで解決、以上な人が多過ぎます。

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