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年代に見るオーディオのこと①

歳をとると昔のことを昨日のことのように思い出します。
本格的に音楽を聴くためのオーディオ装置が国内家電メーカー各社でも作られるようになったのは1973年ころだと思います。
1970年の万博のころは、一般家庭にあるものはステレオという家具でした。
1974年ころになると各社カセットデッキが販売し始めてお手軽に録音FMエアーチェックが盛んに行われ始めたころです。
それに合わせて、FMチューナーも進化が始まるわけです。
留守中に録音するから周波数がずれてはいけないのでシンセサイザー化もこのころ始まりました。専用半導体を作れる東芝オーレックスが早かったです。技術格差も大きかった時代です。
パワーアンプも、大手電機メーカーは、半導体から開発しました。このころソニーやヤマハがオーディオ用パワー素子V-FET(縦型電界効果型トランジスタ)を開発して製品化しました。
これだけのことができるのはオーディオは時代の花形といえるでしょう。
ところが1977年ごろをピークにオーディオは斜陽化してしまいました。
1979年ころはデジタル前夜ともいえる時期です。カセットテープは、まだまだ伸びしろがあったので各社ノイズリダクションシステムを独自に作ってしまいました。S/Nだけはオープンを凌ぎました。もちろんオープンテープに使ってもよいものです。
これは面白いので調べました
各社のノイズリダクション
ナカミチ ノイズリダクションシステム HIGH COMⅡ

ローディ コンパンダユニット  HCP-1000
OTTO  ノイズリダクションアダプタ NRA5500
オーレックス  アドレスユニット AD-3
他にもビクターのアンルスなど
どんなカセットデッキにでも付いていたドルビーを追い越そうとしたのだと思います。これらの各社のノイズリダクションシステムで録音したら、再生もこれを通さなければなりません。当時はカーオーディオも全盛ですから、これをかけて録音したテープはカーオーディオではシャカシャカで聴けたものではありません。
ドルビーの10KHz10dBのS/N改善という公式をどれも打ち破る性能でしたが、不自然さと息継ぎ現象も気になったのを覚えています。
ついでにカセットデッキの周波数特性
これも数値マジックなんですが、実際はレベルメーターで0VUで録音すると広域はテープの飽和レベルとなりろくに録音されていないのです。高い周波数まで録音したいなら-20dBで録音しなくてはなりません。
-20dBで録音とはレベルメーターの一番左端です。S/N悪くて実用になりません。



それでもカセットテープの音で音楽は十分楽しめました。案外人は高域はあまり不要なのかもしれません。それも知らずして、デジタルの時代に年配者ほど、やれ10kHz以上聞こえるとか、レコードは20kHz以上入っているとか、適当な事を、いうマニアのなんと多いことでしょう。
1979年が面白いのは、この年に家庭用PCMアダプターが発売されたのです。デジタルオーディオの幕開けです。
日本電子機器工業会がベータやVHSのビデオにPCM録音できるアダプターの規格を制定したため足並みがそろいました。とは言っても受注生産です。75万から150万です。オーレックス、シャープ、ダイヤトーン、テクニクス、ビクター、ローディ あれソニーがない、ソニーはUマチックレコーダーでプロ用機出してますから、遅れているわけではありません。この数年後に各社民生用小型機出しましたからね。
1979年のレコードプレーヤー
1977年にレコード100周年でしたから、レコードはまだまだ元気です。プレーヤーも各社リニアトラッキングで頑張ってました。
パイオニアはなんとリニアモーターでリニアトラッキングをやりました。アームをリニアモーター動かします。(PL-L1)ワイヤーやベルトは使っていません。
この年、プロ用でもレコードプレーヤー卓は、デンオンではなく、松下がNHKと共同開発ですからまだまだレコードの時代でもあったわけです。
1979年はアンプはA級アンプが見直され、V-FETのソニーでさえオーディオ用MOS-FETを開発してパワーアンプを製品化しました。
もう一つこの年メタルテープの出現もあります。
この数年後にデジタルに変わるわけですが、なんだかんだ言ってもアナログには勝てないわけです。
ハイレゾのご時世ですが、昔は、音楽を、カセットの音、レコードの音で楽しめていたわけですから、昔の録音をハイレゾやデジタル技術で作り直しても、思いでは蘇りませんね。


1979がデジタル前夜おしまい

コメント

アドレス

こんばんは(^_−)−☆

アドレスは使いました。まだ、物置きにありますよ(笑)
おっしゃる通りで不自然でした。再生時のレベル合わせも必要でした。
そのうち、Nakamichi LX-3を買ったので、お払い箱になった。
NakamichiはS/Nが良く、ノイズリダクションは殆ど使いませんでした。
ノイズの質が高い周波数なので気にならないです。
ドルビーCは付いているけどね。

オーディオ店で会った人で、Nakamichi 680ZXで、ドルビー入れて超低レベル録音している人がいましたがナンセンスです。
テープ録音は、飽和レベルギリギリでやるのがやはり正解。NRを入れていても、多少下げる程度でしょう。

ピークでは聴感上ひずみを感じなければOK。
高域が入ると、良い塩梅にバイアスは浅くなるから、聴感上の高域は落ちないです^o^
もともと、テープ特性は飽和レベルギリギリを見越して、ハイ上がりの特性になっているんじゃなかったっけな(=^ェ^=)

わたしは、ポップスやJAZZだからね。
クラシックファンは、NRを使う人が多いのかな。
それも、Nakamichiでは、いらないと思う。

あとね、VHSのビデオって音良かったと思う。
あれで、エアチェックしようと思ったけど、FMを聴かなくなっちゃったんだよ(笑)

Re: 年代に見るオーディオのこと①

しんのすけさん
こんばんは!
ドルビーでもなんでも掛けちゃうと音が鈍るからほとんど仲間は、使わなかったよ。
全盛期はテープも良くなって10k以上確保出来てたから困らなかった。低レベル録音は、勘違いもいいところ。
ドルビー使う場合VUメーターにドルビーマークが0VUより上に書いてあったよね。


Re: 年代に見るオーディオのこと①

しんのすけさん
VHSの音声もFM変調

へへ

>VHSの音声もFM変調

存じています(^^)/  だから、音良いのよね。
ヘッドが高回転する。トラックが斜め、違うかな(^_^.)

Re: へへ

> >VHSの音声もFM変調
>
> 存じています(^^)/  だから、音良いのよね。
> ヘッドが高回転する。トラックが斜め、違うかな(^_^.)

VHS HiFiの話ですね。
昔のVHSやβの規格には、音声トラックとコントロールトラックが上下にあったということも
書いておきます。

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