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AGI 511点検改良依頼

AGI model511のボリュームフィーリングが悪いので、この際高級ボリュームに交換したいとのこと。


この機種は、何台か修理点検しているがあまり感心しない。
コンセントを挿しただけで電源が常時入ったままだ。電源スイッチは、背面のサービスコンセントのスイッチなのだ。1977年頃の個体なので少なくとも40年以上経過している。手を加えると私の責任になる。
向かって右側に定電圧電源回路、ここで正負15Vを作っている。中央にフラットアンプ回路、左にフォノEQ回路がある。


これがフラットアンプ回路だ。この個体はLF357Nという当時話題のOPAMPを使っている。過去にはLF357HやLM318が入った個体を見たことがある。だだこの回路は、ただの回路ではない。交流と直流の2重帰還回路で、DCサーボのような動作をさせているのが特徴。


パネルはボリューム軸に固定しているので左右で段差がありパネルが斜めに付いていた。アメリカ的には問題ない範囲だ


問題の電源入りっぱなしは、電源オンオフ時のポップノイズ対策なのだろう。電源スイッチをオンすると後ろのコンセントがONする仕組み、パワーアンプをオンオフ出来る。電源ランプはもう1回路のスイッチ接点でオンさせている。


来週帰宅したら測定して返却することにします。
高級ボリュームRK501(≒50,000円)を使うと音質が良くなると思われがちだが、RK501とそれ用に開発した高音質回路でなしえる。
これは、多くの方に実感いただいているから間違いない。
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