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アプローチの違い

アプローチの違い
何かの目的のために、オーディオ回路を考える場合、目的が同じでも、似て非なるものになることが少なくない。

例えば雑音(ノイズ)対策がそうだ。
雑音を少なくして音質の向上を図る場合、最近は一生懸命100V系の雑音を少なくしようと懸命なアプローチがある。
その時、私は、直流電源系の低雑音化や、フォノイコライザーの低雑音化からのアプローチを試みた。
オーディオメーカーが元気な時代ならおそらく私と同じことを技術者は考えると思う。

先日から実験しているMOSFETの電子リレーもそうだ。
アキュフェーズ社がパワーアンプに使用して十年近く経つ。今更やっていると、いささか後追いで真似をしているように思われるかも知れない。調べてみたらネット上でも実験記事があるし、大きなところではマルツでも市販品がある。
しかし、先日からの実験はON抵抗とダンピングファクター(DF)の関係からのアプローチでもある。
まずはリレー並みのON抵抗にしている訳だ。
ここで極端にON抵抗を小さくすると、そのアンプのDFが大きく向上してしまうから音質変化はその関係か分からなくなる。
今時そのON抵抗と揚げ足を取る向きもあるかも知れない。
目的が電子リレー化であってもアプローチが違う訳である。そしてどうでも良いようなパワーアンプのリレーを電子化しても分かりにくい、少なくともまだ、普通のオーディオメーカーが実在していた時代の製品で試聴試験しなくてはならない。



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