FC2ブログ

記事一覧

パワーアンプの出力保護のMOSFETスイッチ化が普及しない理由

多分こうじゃないか劇場

超低オン抵抗のFETが出てくる中で、中々オーディオパワーアンプのプロテクションスイッチには普及しない。

FETの量産での単価を考えたらパワーリレーより安いかも知れない。

色々考察して来ると、問題が見えて来た。

性能は良くてもゲート駆動回路に難しいところがある。

パワーアンプのグランド電位0VとFETのソースが同じになっては使えないのだ。

下の図の10V加わる部分に電圧を掛ければオンするが電源共通ではパワーアンプの出力をグランドに落とすからショートする。

これを回避するにはフォトボルという便利なインターフェース素子がある。1次と2次が光素子で縁切りされている。2次側の発電素子の電圧で駆動できる。FETのゲートにはほとんど電流が流れないから発電電流が小さくても使えるのだ。

FETスイッチ

ところが、規格を見ると1次側に20mAの電流を流した場合で、開放電圧が標準で8V、10mAだと7Vなのだ。10Vには足らない。

だから使えないと言ってはいない。パワーアンプ出力のように低オン抵抗を求めるのならということだ。

FETのオン抵抗の基準は10Vの時での値だ。だから飽和値に余裕をもってもう少し高い電圧で駆動したい。

フォトボルは、劣化して電圧が落ちることもある。データブックには余裕をもって20mAで使用と書いてある。

今回新品のフォトボルの開放電圧を測ったらほとんど10Vくらい出ている。

メーカーが製品に組み込む場合、実力値で設計は出来ない。標準値ではなく、最小値で設計する。

そうなると簡単なフォトボル駆動は、超低オン抵抗を長く保証するのには使いにくいものだと思われる。

MJ誌の紹介でアキュフェーズが15V駆動、マルツのスピーカープロテクターキットが12V駆動しているのも納得だと思う。マルツはグランド側をONOFFしている。
良いのだがゲート駆動電源回路に費用が掛かりすぎるのが難点。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

audioproject

Author:audioproject
自作オーディオというジャンルです。
audioproject.jpは独自ドメインです。
自作オーディオ.jpは独自ドメインです。