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JRC NRD-515 1日で別の回路が故障

昨日修理した。日本無線のNRD-515形全波受信機
音が出ません。正確には受信しないから音が出ません。
40年もたてば部品は故障するんです。ですから古いものは、だましだまし、そして修理しながら使うしかありません。
予想が的中というか、罰のような気もします。
今日の修理は、昨日の一番難関の修理よりは、少しだけよいのですが嵌る部分です。
これだけの回路だと、回路図がないとまず無理です。ブロック図見ながら、回路図に書き込まないとどこが悪いか
わからなくなります。この時代の設計者は、凄すぎます。アナログ、高周波、低周波、ロジック回路のデジタル
全てわかっていないと設計できません。


こちらのシンセサイザー回路不良です。この中から不良箇所を探ります。


ここのランプが点灯してたのデジタルVFOの位相ループのトラブルと切り分け出来ます。


この部分から追いかけます。テストポイントが要所要所に出てますので追いかけ行きます。そして最終的にデュアルゲートFETまて2つの信号が確認出来ました。実際は、頭を冷やしにコンビニに行って回路図コピーして、考え直しました。



シンクロスコープや自作した簡易高周波プローブと、アナログテスターで追いかけます。




不良箇所はデュアルゲートFETのソースから出力が出てないことがわかりました。高周波の、MIX回路です。
赤✖️印が故障した3SK45Bです。偶然手持ちにありました。これはとてもラッキーとしか言いようがありません。


オーディオと違い回路が複雑な高周波回路は、部品適当に交換しても直りません。
AMラジオ放送も中々面白いです。昨日は、鈴木杏樹、今日は、奥井(岸谷)かおりの、オールナイトニッポン。
これでしばらく落ち着いてくれるといいのだけど。


不良箇所は見つかりましたが騙されて交換したIC、実は2つあります。ループしている回路は難しいです。
電子機器は、見立ての良い医者が直すとすぐ直ります。見立てが悪い医者だと、直るまで時間がかかります。修理費トラブルは、そんな所から発生します。

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コメント

無線機修理

こんにちは。言われる通り無線機は複雑です。当方もスプリアス規制対応機種のみ総務省に申請していますが対象以外は受信専用になってしまいます。無線機内部は緻密でメンテの事は考えて無く蜘蛛の巣配線を分けて基板を取り出す・・・修理は気合が必要です。。

Re: 無線機修理

たもつ ちゃん さん
こんにちは!

> 言われる通り無線機は複雑です。当方もスプリアス規制対応機種のみ総務省に申請していますが対象以外は受信専用になってしまいます。無線機内部は緻密でメンテの事は考えて無く蜘蛛の巣配線を分けて基板を取り出す・・・修理は気合が必要です。。

この受信機は、コネクタ外せば基板が外れるのと、チェックしやすい構造なのでやる気があればできますが、一般のアマチュア無線機は、この頃のものだと分解したら分からなくなります。配線もハンダ外さないと外れないとか本当に気合ですね。

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