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安心して測定できるメーカー

昨日、買い取りして来たケンソニックラボラトリーのチャンネルデバイダーF-5
当時の保証値は出ているか確認。経年変化の少ないマイカコンデンサをほとんど使用しているので期待出来ます。


熱ストレス対策と信頼性の高い手はんだです。足を折り曲げ、半田を盛ってます。穴も半田ののるスルーホールメッキです。


2%誤差のマイカコンデンサです。当時は通信機器のフィルタ回路によく使われていました。理研電具の金属被膜抵抗と合わせて、民生機には使われないものです。


その結果今でも精度が保たれています。7kHz


500Hz


これがクロスポイントー3dB実測値


クロスポイントでの位相ズレ-18dBオクターブの場合


クロスポイントでの位相ズレ-12dBオクターブの場合


フィルタ回路が入ると位相がズレるのは当たり前の事ですね。スピーカーのネットワークでも同じです。そこでスピーカーでも耳で聴いて良い方に合わせるみたいなことが当たり前でした。こればかりはどうしようもありません。
JBL(サンサイ)のネットワークの説明書からも分かる通り位相反転スイッチを付けて長く延長して聴く位置で切り替えて決めろ!みたいなものでした。



長くオーディオをやって来た方なら分かる事ですね。電気的に位相を180度反転させるにはオペアンプの反転増幅回路を一段通過させれば可能ですがそれにより音質劣化する事を嫌うのが、昔からのオーディオマニアでした。

コメント

(^^)/

こんにちは!

流石ケンソニックです。基板上で-12dB/octと-18dB/octの切り替えができるのですね。特性を取るか、位相を取るかということでしょう。
hiレベルを変えたのでもう一度極性を変えて比較してみます。リモートSWが無いとけっこう分かり難いです(笑)
わたしは間には極力なにも入れたくないです。

デジタル機器をかませて位相を変えたり、タイムアライメントを合わせるとか言ってディレイをかけたりしている人が巷には居るようです。
以前ご説明があったと思いますが、ホーンの中で周波数によって変化するので、ヒヤリングで合わせれば良いのですよね。
https://audioproject.jp/blog-entry-848.html

Re: (^^)/

しんのすけさん
よくも、古い記事を覚えていらっしゃいました。検索のプロですね。

最終的には、ヒアリングなのです。聴く人が良いと思えるようにするのが調整です。
電気的な調整とは違い空間が入るのと、音楽信号のように時々刻々と変化するものの測定調整は聴感と必ずしも一致しません。
祖調整したらあとはオーナーの好きなように調整してくださいといったところです。オーナーの耳の聴こえ方なんて他人にはわかりませんしね。

間違ったオーディオショップは、納入後数日かけて、最高の状態に合わせましたなんてやって余計なお世話してます。
心の底から本人が良いと思わないのでは楽しく音楽は聴けませんね。

片面で

スルーホールメッキは流石です(笑)
当時民生機器では皆無だったと思います。

https://ameblo.jp/hama2005ayu/entry-12596166158.html 
これを持っていました。
サービスマニュアルによりますと出来る限りフォノケーブルは短くするようにとの記述がありました。
30kHzの調整ボリュームがあるのがCD4の肝か?
https://ameblo.jp/hama2005ayu/entry-12605576299.html 
これもありました。
https://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/etc/sqd-2010.html 
これも。。。。
最終的には京セラ製1号機CDP購入で全面廃棄になりました(笑)14ビットDAC+2倍オーバーサンプリングです。

Re: 片面で

ひらひらさん
当時の設計コンセプトは、性能表記を実測実力値にしないで保証値にしているのは
長期にわたって保証出来る値にしていたようです。

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